キングプロテア(プロテア・シナロイデス)の巨大な花に憧れ、実生に挑戦しました。
結果は32粒中4株が発芽。しかし、その後の管理で全株を枯らしてしまいました。
この記事では、
・播種前に行った処理
・発芽までの経過
・成長記録
・全滅した原因の考察
・再挑戦するなら改善したいポイント
をまとめています。
これからキングプロテアの実生に挑戦する方の参考になれば幸いです。
キングプロテアとは
キングプロテア(プロテア・シナロイデス)は南アフリカ原産のヤマモガシ科植物です。
プロテアの中でも最大級の花を咲かせることで知られ、南アフリカの国花にもなっています。
乾燥した環境を好み、日本の高温多湿は苦手とされています。
播種前に行った処理
2022年3月4日に播種前処理を行いました。
発芽率を少しでも上げるため、以下の方法を試しています。
低温処理
種子を冷蔵庫で1日保管しました。
温浴処理
約50℃のお湯に浸けました。

種子の毛を除去
カビ予防のため、種子についている毛を取り除きました。

燻煙処理
ダイソーの桜チップを燃やし、煙をキッチンペーパーへ吸着させたキッチンペーパーを使いました。

プロテア属は山火事後に発芽しやすい性質があるため、発芽促進を期待して行いました。
寒暖差管理
昼夜で約12℃の温度差が出る環境で管理しました。

カビ発生で管理方法を変更
播種からしばらくすると、キッチンペーパー管理していた種子にカビが発生しました。

そのため、
・キッチンペーパー管理を中止
・用土へ播種
という対応を行いました。

発芽記録
2022年4月4日
播種から約1ヶ月後、最初の発芽を確認しました。


32粒中3粒が発芽しました。
2022年4月13日
双葉が展開しました。


ここまで来ると一安心です。
2022年4月21日
さらに1株が発芽。

合計4株になりました。
最終結果
32粒中4株発芽。
発芽率は12.5%でした。
決して高い数字ではありませんが、発芽までは成功しました。
成長記録
2022年5月8日
葉数も増え、順調に成長していました。


4株とも健康そうに見えます。
2022年6月4日
大きくなってきたので、ポリポットに植え替えました。

肥料は特にあげてません。
2022年7月6日
植え替えてから1か月がたちました。


さらに大きくなりました。下葉が少し赤いのが気になります。
2022年7月10日
低リン酸の肥料を手に入れたので、肥料を混ぜて植え替えました。

2022年7月16日
植え替えから数日後、急激に様子がおかしくなりました。


葉が萎れて茶色になってしまいました。1株だけ緑色をしていましたが、徐々に萎れて枯れてしまいました。
キングプロテアが枯れた原因を考察
今回の実生苗を枯らしてしまった原因は次の2つだと思います。
原因① 肥料の影響
低リン肥料を使用したものの、肥料の量が多すぎて負担になった可能性もあります。
キングプロテアはリン酸過多を嫌う植物として知られています。
肥料をあげるときには、ほんのちょっとを根元から離れたところに使用した方が良さそうです。
原因② 植え替えダメージ
プロテア類は根が非常に繊細なため、植え替え時のダメージが致命傷になった可能性があります。
枯れ始めたタイミングが植え替え直後でした。短期間に2回も植え替えてしまったのが良くなかったと思います。
その他の枯れる原因について
実はその後も苗を購入して二度も枯らしています。


その時に枯らしてしまった原因はおそらく次の2つだと思います。
原因③蒸れによる根腐れ
梅雨に入って雨ざらしで管理していた時にとても勢いよく成長していたのですが、急に晴れた時に鉢内の温度が急上昇してしまって調子を崩しました。その後、下の方から徐々に萎れてきて枯らしました。
梅雨時期は雨に当てても大丈夫ですが、急な直射日光を避けてあげた方がいいです。また、夏場の水やりは夕方にするようにして、鉢内が蒸れないように気を付けます。
原因④根詰まり
とても調子がいい株が急に枯れたことがありました。その時に根の状態を見たところ鉢に沿ってビッシリ生えてました。プラ鉢だったため酸欠状態になってしまったのだと思います。また、水やりをしても根に浸透せずに水切れしてしまったのかもしれません。
原因③④から、プロテアを鉢管理で育て続けることの難しさを実感しました。
キングプロテア(プロテア・シナロイデス)を枯らさないために
今回の失敗を踏まえ、再挑戦するなら以下を意識したいと思います。
・植え替え回数を減らす
・肥料は極力控える
・排水性重視の用土を使う
・夏の雨を避ける
・風通しを確保する
これらのポイントを達成する方法として地植えが有効なのではないかと思い、地植えに挑戦しています。

