ビカクシダ胞子培養|スペーシング後の用土比較(ジフィーセブン vs 水苔)


目次

はじめに

ビカクシダの胞子培養では、胞子体が出てきた後にスペーシング(間引き・植え替え)を行いますが、
そこから成長が止まってしまうケースがよくあります。

原因としては光量・温度・湿度など様々考えられますが、
植え付ける用土の違いも影響しているのではないかと感じました。

これまでスペーシング後はジフィーセブンを使用していましたが、

  • 初期は成長する
  • 途中で成長が止まる
  • 根があまり伸びていない

という状態になることが多くありました。

ジフィーセブンは時間の経過とともに固まりやすく、
それが根の伸長を妨げている可能性があります。

そこで今回は、

👉 通気性・保水性のバランスが良い水苔の方が成長するのではないか?

という仮説のもと、比較検証を行います。


検証内容

胞子体発生後のスペーシングにおいて、

  • ジフィーセブン
  • 水苔

どちらの用土がより成長するかを比較します。


条件

  • 同一容器内から採取した胞子体を使用(個体差を最小化)
  • 用土:ジフィーセブン / 水苔
  • 容器:ザル付きタッパー
  • 管理方法:腰水管理
  • 光源:LEDライト(約10時間照射)
  • 温度:22〜26℃
  • 開始日:2026年4月5日

仮説

  • 水苔の方が根が伸びやすく成長が良い
  • ジフィーセブンは固結により根の成長が制限される可能性がある

経過記録

■ 2026年4月5日(1日目)

ジフィーセブン
水苔

■ 2026年4月21日(16日目)

ジフィーセブン
水苔

初期の段階では、ジフィーセブンの方が成長が良いように見えます。

考えられる要因としては、

  • ジフィーセブンには初期肥料が含まれている
  • 腰水管理により用土が固まりにくくなってい

などが考えられます。

■2026年5月4日(30日目)

ジフィーセブン
水苔

1か月経ちました。初期はジフィーセブンの方が明らかにしているようでしたが、1か月の経過を見ると水苔の方も成長してそこまで差が出たとは言えなくなりました。

またジフィーセブンの方は表面に緑色のアオコが発生しました。それのせいで成長が緩やかになってしまったのでしょうか。


■2026年5月17日(43日目)

ジフィーセブン
水苔

そこまで差がないと思っていた前回から13日が経ちました。大きな変化はありませんが、若干ジフィーセブンの方が元気に育っている気がします。


■2026年5月24日(50日目)

ジフィーセブン
水苔

ジフィーセブンの方はゆっくり成長してます。水苔の方は少し緑色が薄い気がします。栄養が足りてないのかもしれません。


■2026年6月3日(60日目)

ジフィーセブン
水苔

ジフィーセブンも水苔も成長はとても緩やかになりました。


まとめ

検証を始めてから2ヶ月(60日)が経ちました。

当初は「水苔のほうが用土が固まらないため、根が伸びやすく成長も早いのではないか」と予想していました。

しかし、実際に腰水で管理してみると、ジフィーセブンも硬くなることなく、ふんわりとした状態をキープ。これまでジフィーセブンに対して感じていた「用土の締まり(固まり)」というデメリットが、腰水管理によって見事に解消されました。

結果として、ジフィーセブンの方が初期肥料があるため若干成長が良かったです。水苔は栄養がないため、葉の色が薄くなりました。

そこを踏まえて検証②もおこなってますので、ぜひ読んでください。

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