ビカクシダは葉の裏に胞子を作り、その胞子から新しい株を育てることができます。
胞子培養を始めるには、まず成熟した胞子を採取する必要があります。
しかし、胞子はとても細かく、採取のタイミングや方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビカクシダ胞子の採取方法と、成熟した胞子の見分け方について解説します。
これから胞子培養に挑戦する方の参考になれば嬉しいです。
ビカクシダの胞子とは
ビカクシダはシダ植物の一種で、種ではなく胞子で増えます。
胞子は葉の裏側に作られ、成熟すると茶色い粉のような状態になります。
この胞子を採取して播くことで、新しいビカクシダを育てることができます。
胞子ができる場所
ビカクシダの胞子は、胞子葉(スポアリーフ)の裏側にできます。
葉の裏を見ると、茶色い斑点のような部分が見えることがあります。
これが胞子嚢(胞子が入っている部分)です。
品種によって付き方は少し違いますが、葉先の裏や一部にまとまってできることが多いです。
成熟した胞子の見分け方・採取のタイミング
胞子は未熟な状態では採取しても発芽しません。
そのため、成熟した胞子を見分けることが大切です。
一般的には
・成長が安定している株
・株自体が大人になって胞子葉がしっかり育っている株
から採取すると成功しやすいです。
成熟した胞子の特徴は次の通りです。
・茶色〜こげ茶色になっている
・触ると粉のように落ちる
・葉の裏が少しザラザラしている

逆に、まだ未熟な胞子は
・色が薄い
・粉が出ない
・葉にしっかり付いている

ビカクシダ胞子の採取方法
胞子の採取はとても簡単です。
用意するもの
・白い紙
・スプーンやヘラ
・茶こし(あれば便利)
採取手順
1 葉の裏に白い紙を敷く(あらかじめ胞子が付いている部分をカットして乾燥させておいてもよい)
2 スプーンなどで胞子部分を軽くこする
3 落ちてきた胞子を紙の上で集める

また、ゴミや葉に生えている毛(星状毛)が混ざることがあるので、茶こしを使ってできるだけ胞子だけになるようにします。(余計なものが入っているとカビの原因にもなります。)

採取した胞子の保存方法
胞子はすぐに播くこともできますが、保存することも可能です。
保存する場合は
・乾燥した状態で保管
・密閉できる袋や容器に入れる
・直射日光を避ける
といった点に注意します。
長期間保存すると発芽率が下がることがあるため、できるだけ早めに播くのがおすすめです。
胞子採取の注意点
胞子を採取するときは、いくつか注意点があります。
・未熟な胞子を採取しない
・不意に株を傷つけないようにする
・風のない場所で作業する
胞子はとても細かく飛びやすいため、室内で作業すると扱いやすいです。
まとめ
ビカクシダの胞子は、葉の裏にできる茶色い粉のようなものです。
成熟した胞子を採取することで、胞子培養に挑戦することができます。
胞子採取は特別な道具も必要なく、比較的簡単に行うことができます。
これから胞子培養を始めたい方は、ぜひ挑戦してみてください。
次の記事では、採取した胞子の播き方(播種方法)について紹介します。



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