ユーフォルビア・トゥレアレンシス(Euphorbia tulearensis)の実生記録です。
2026年9月に種子を入手して播種しました。
発芽の様子やその後の成長を記録しながら、どのように育っていくのか観察していきます。
ユーフォルビア・トゥレアレンシスの特徴
トゥレアレンシスは、マダガスカル原産のユーフォルビアです。
成長すると特徴的な塊根状の姿になり、葉には波打つような形が見られます。
今回、実生から育てることで、どのくらいの早さで特徴が現れてくるのかも観察していきたいと思います。
2026年9月17日|播種

8粒の種子が届いたので、さっそく播種しました。
今回の種子は、国内で実生された株から採取された新鮮な種子とのことだったため、ベンレートによる殺菌は行いませんでした。
播種前に、メネデール2000倍水溶液に約5時間浸水。

用土は実生用の用土を使用し、表面から1cmほどはボラ土の細粒にしました。
土をしっかり吸水させたあと、ボラ土の表面に種子を置き、覆土はしていません。

プレステラ90に播種し、スーパーに売っているスプラウト用の透明な容器(プレステラ90にピッタリはまります)を蓋として使用しました。
播種後は弱めのLEDライトを当てて管理を開始しました。
今回の播種条件
- 播種日:2026年9月17日
- 種子:8粒
- 浸水:メネデール2000倍液に約5時間
- 殺菌:なし
- 用土:実生用土+表層約1cmをボラ土細粒
- 覆土:なし
- 容器:プレステラ90
- 湿度:透明な蓋を使用
- 光:弱めのLEDライト
2026年9月18日〜24日|発芽
播種した翌日の夜、早くも1粒が発芽しました。

かなり早い発芽だったので、その後の発芽も期待して観察していました。
その後も順調に発芽が続き、播種から7日目までには、8粒すべてが発芽しました。


発芽率は8粒中8粒で100%です。
早く発芽した株では、すでに双葉も出てきました。
種子が糸を引く?
発芽を待っている間、いくつかの種子から糸を引くようなネバネバしたものが出ているのに気付きました。
最初は、
「これは種子が傷んでいるのでは?」
と思いましたが、その後も問題なく発芽しています。
トゥレアレンシスの種子には、このような粘りのある成分があるようです。
実際に発芽したため、このネバネバが原因で発芽不良になることはありませんでした。
2026年9月26日|すべて双葉を展開
播種から9日ほど経ち、8株すべてが双葉を展開しました。

早く発芽した株では、すでに塊根部分が少し丸くなってきています。
まだ非常に小さいため、成長後の姿を想像するのは難しいですが、少しずつトゥレアレンシスらしい形に近づいているように見えます。
この頃から、これまで使用していた蓋を少しずらして、徐々に蒸れにくい環境へ移行しました。
水分は腰水で管理しています。
2026年9月28日|株によって色に違い
8株の中で、真ん中の株だけ少し色が薄いことに気付きました。

他の株と比べると弱々しく見えるので、このまま枯れてしまうのか、それとも成長するにつれて個性的な姿になっていくのか気になるところです。
実生では同じタイミングで播種した種子でも、成長速度や色に違いが出ることがあります。
この株については、今後も他の株と比較しながら観察していきます。
2026年10月4日|本葉が出てきた
発芽から約2週間。
成長の早い株では、すでに本葉が出てきました。


まだ小さすぎるため、この段階では葉の形をはっきり確認することはできません。
それでも、双葉だけだった状態から本葉が出てきたことで、少しずつ次の段階へ進んでいることが分かります。
2026年10月6日|トゥレアレンシスらしい葉が見えてきた
アップで撮影してみると、本葉の形が少しずつ確認できるようになっていました。


小さいながらも、葉が波打つような形をしていて、トゥレアレンシスらしさが出てきています。
さらによく見ると、小さなトゲも確認できました。
まだ発芽から20日ほどですが、特徴的な葉の形がこれほど早く確認できたのは面白いところです。
今後、葉が大きくなるにつれてどのような姿になっていくのか楽しみです。
腰水管理を終了
この頃から、腰水管理をやめました。
トゥレアレンシスは蒸れに弱いという情報もあるため、発芽直後の高湿度環境から少しずつ通常の管理へ移行することにしました。
まだ苗が小さいため、急激に乾燥させないように注意しながら、水分量を調整していく予定です。
2026年10月11日
色味が違って弱々しく見えていた真ん中の株が枯れてしまいました。

赤っぽい株になるかと期待していましたが、枯れてしまい残念です。
2026年10月23日
土の表面が乾いたら、優しく水やりしてます。

幹部分は丸っこくて可愛いです。
現在の成長状況
2026年10月23日時点では、7株が成長しており、すべての株が双葉を展開しています。
成長の早い株では本葉も出てきており、トゥレアレンシスらしい波打った葉や小さなトゲも確認できるようになりました。
今後は葉だけでなく、塊根部分がどのように発達していくのかも観察していきたいと思います。
同じ条件で育てた実生がそれぞれどのように成長していくのか、今後も定期的に記録していきます。
今後記録していきたいこと
- 本葉の形や大きさの変化
- 塊根部分の成長
- 株ごとの成長速度の違い
- 水やり頻度
- 冬の管理方法
- 植え替えのタイミング
- どのくらいの大きさでトゥレアレンシスらしい姿になるか
今後も成長に変化があれば、この記事に追記していきます。



