ビカクシダ・リドレイを育てていると、成長の過程で形が崩れてしまうことってありますよね。
崩れた形を整えようと、その都度水苔を追加して仕立て直していくうちに、「気づけばどんどん重く、大きくなってしまった…」なんて経験はありませんか?
これ以上水苔を増やして重くしたくない。でも、形は綺麗に整えたい。
そこで今回は、大きく膨らんでしまったリドレイを一度リセットし、「板にぴったりへばりつくような理想の形」を目指して仕立て直す手順とポイントを詳しく解説します!

今回仕立て直すリドレイの「Before」
まずは、仕立て直し前のリドレイの様子がこちらです。


成長に合わせて水苔を足してきた結果、前へ前へとせり出すように大きく膨らんでしまっています。さらに、貯水葉が十分に展開しきれず小ぶりになってしまったり、下側に不自然なたわみ(ダブつき)が生じてしまっています。(リドレイの栽培では、貯水葉の下側がキレイに巻き込んでくれずに浮いてしまうことって本当に多いですよね。)
今回はこの盛り上がった土台部分を大胆にカットし、すっきりと板に沿うような形を目指します。
準備するもの・新しい着生板の工夫
今回新しく用意した板はこちらです。

ワンサイズ大きめの着生板
カッターナイフ・ハサミ
ネジ(板の左右に取り付け用)
肥料
ミシン糸(固定用)
新しい水苔
💡 ひと工夫:板の真ん中に穴を開ける理由
リドレイが板にぴったりへばりつくような理想の形に仕立てると、貯水葉が板を覆い尽くしてしまい、隙間から水やりをするのが難しくなります。そのため、あらかじめ板の真ん中に穴を開けて裏面からもしっかり通水できるように対策をしています(通気性アップにも繋がります!)。
リドレイの仕立て直し手順
それでは、具体的な作業手順を解説していきます。
STEP 1:古い板から株を切り離す
まずは、現在着生している板からリドレイを外します。

カッターナイフやハサミを使って、古い水苔や糸を慎重に切り進め、板から株を綺麗に切り離していきます。
STEP 2:余分な土台(水苔)をカットして高さを調整する
ここが今回の最も重要なポイントです。

これ以上大きく・重くしたくないので、せり出していた古い土台部分をカッターナイフで大胆に水平に切り取ります。

新しく板に乗せたときに、自分の好みの高さ(板にへばりつくような低い位置)になるよう、確認しながら高さを微調整していきましょう。
STEP 3:新しい板に乗せて水苔で形を作る

カットした株を新しい板の上に乗せ、周りに新しい水苔を少しずつ足しながら、全体の綺麗な丸みを作っていきます。
STEP 4:ネジを仕込んでミシン糸で固定する
形が決まったら、株をしっかりと板に固定するための準備をします。

板の左右(水苔のキワあたり)に、ミシン糸を引っ掛けるためのガイドとなるネジを2本ねじ込みます。
このネジにミシン糸を引っ掛けながら、縦横無尽に糸を回して、株と板がグラグラしないようにしっかりと固定していきます。透明なミシン糸を使うと目立ちにくく、劣化しにくくて綺麗に固定できるのでおすすめです。
綺麗に魅せる!リドレイ板付けの2大ポイント
リドレイを美しく仕立てるために、我が家で意識しているポイントがこちらです。

① 成長点をやや上向きにする
これからの成長の起点となる生長点が、少し上を向くように配置することで、その後の貯水葉や胞子葉がバランスよく展開しやすくなります。
② 水苔のバランスは「上薄・下厚」にする
生長点の上側よりも、下側のほうが板までの距離が長く(水苔が厚く)なるように形作ります。こうすることで、下側がタブつかずに垂れ下がるような美しいプロポーションを維持しやすくなります。
仕立て直し完了!「After」の姿
すべての作業が完了したリドレイがこちらです!


Beforeのときと比べて、前へのせり出しが抑えられ、板にキュッとへばりつくような理想のコンパクト仕立てになりました!
真横から見てもすっきりスリムになりました。真ん中に穴を開けたおかげで今後貯水葉がピッタリへばりついても水やりや管理も格段に楽になります。
まとめ
大きく育って形が崩れてしまったリドレイも、思い切って土台をカットして仕立て直すことで、ここまで理想の形にリメイクすることができます。
「水苔を足しすぎて重くなりすぎたな…」
「もっと板にへばりつくようなワイルドな姿にしたい!」
と思っている方は、ぜひこの「土台カット&真ん中穴あき板」の方法を試してみてくださいね。今後の成長がまた楽しみです!

