ビカクシダの胞子培養では、小さな胞子から子株(胞子体)が育ってきます。
株がある程度大きくなったら、鉢上げを行い個別に育てる段階になります。
鉢上げを行うことで、株同士の競争が減り、その後の成長が良くなります。
この記事では、ビカクシダ実生苗の鉢上げ方法と、植え替えのタイミングについて解説します。

ビカクシダ子株の鉢上げとは
胞子培養では、多くの子株が同時に育つため、最初は密集した状態で成長します。
株が大きくなってくると
・株同士が重なる
・成長スペースが足りなくなる
といった状態になります。
この段階で株を個別に植え替える作業を「鉢上げ」と呼びます。

鉢上げのタイミング
鉢上げの目安としては次の状態になった頃です。
・葉が数枚出ている
・株をつかめるサイズ(500円玉よりも一回り大きくなった)
・根がある程度伸びている
このくらいになると植え替えがしやすくなります。

鉢上げに必要な材料
鉢上げには次のような材料を用意します。
- 小さめの鉢
- ミズゴケ
- ピンセット
- はさみ
- マグァンプK(緩効性肥料)

ミズゴケは事前に水で戻しておきます。
ビカクシダ実生苗の鉢上げ方法
スプーンやピンセットを使い、苗をやさしく取り出します。
根を傷つけないように注意します。

マグァンプKはビカクシダとの相性がいいです。

生長点よりもだいぶ下の葉ははさみでカットします。

根を包み込むようにミズコケで覆います。
この時、生長点は隠れないようにしてください。

ミズコケをポットの容量よりも少し多めに握り、ポットに詰め込みます。
ポットに緩く満タンが100%、きつく押し込んだのが200%だとしたら、130%くらいの分量でミズコケを押し込みます。

鉢上げ後の管理
鉢上げしたばかりの株はまだ弱いため、環境に注意して管理します。
ポイント
・乾燥させすぎない
・明るい場所で管理
・強い直射日光は避ける
ここからさらに大きくなってきます。

鉢上げ後の成長
鉢上げ後は株が安定し、葉も少しずつ大きくなっていきます。
この段階になると、ビカクシダらしい姿になってきます。

板付けのタイミング
鉢上げした株がさらに成長すると、板付けできるサイズになります。
葉が数枚出て株の向きが分かるようになったら、板付けに進むことができます。
次の記事では、ビカクシダの板付け方法について紹介します。
まとめ
ビカクシダ実生苗は、ある程度成長すると鉢上げを行います。
鉢上げの目安は
・葉が数枚出ている
・株を扱えるサイズ
・根がある程度伸びている
このタイミングで植え替えることで、その後の成長が良くなります。
鉢上げ後は株を安定させながら育て、次の板付けの段階へ進みます。


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