はじめに
独特な扇状の葉で知られるブーファン・ハエマンソイデス。
成長はとても遅く、見ごたえのある姿になるまでは数10年かかるらしいですが、気長にチャレンジしてみることにしました。
届いた時点で発根していた種子や、成長に伴う変化など、観察できた内容を時系列で整理していきます。
基本情報
・学名:Boophane haemanthoides
・播種日:2025年9月27日
・管理:室内 → 2026年3月から屋外へ移行
・播種方法:根を土に埋め、種子は土の上に置きました
2025年9月27日~ 播種
今回入手した種子は、届いた時点で根が出ているものがほとんどでした。
そのため、出ている根を土に埋め、種子本体は土の上に置く形で管理を開始しました。


管理開始後はすぐに根が動き出しましたが、うまく潜り込めないものもありました。


2025年10月4日 発芽直後の様子



根が伸びるにつれて種子が上に押されてしまいましたので、優しく引き抜いて埋めなおしました。
芽は種子の少し下から出てきました。
ブーファン・ハエマンソイデスの実生は、発芽率はとても高かったです。(20/20で100%)
2025年10月6日~ 初期成長(葉の展開)



ニラのような葉が一枚、二枚と伸びてくるにつれて種子がどんどん萎んできました。
初期段階では、種子に蓄えられていた養分を使いながら成長しているようで、そして役目を終えた種子はそのうちポロっと取れました。
2026年3月~ 屋外管理への移行

2026年3月に入り、屋外管理へ切り替えました。ハエマンソイデスは冬型種のため5℃くらいまで耐えられるそうなので、もっと早く外に出しても良かったのかもしれません。
葉先が茶色くなっているのは室内管理の時からです。LEDライトが強すぎたのかもしれません。

球根部がほんのちょっとだけ膨らんできました。
暑くなってくると葉が枯れて休眠するそうなので、それまでにどのくらい球根部が大きくなってくれるかな?
追記
2026年4月23日
置いていたところが直射日光が当たり雨ざらしだったので、ビカクシダ用に遮光しているベランダに移しました。

葉先が枯れ込んできていたので、そのまま休眠に入るかなと思っていましたが、まだ新葉が出てきています。遮光している方がいいのかもしれません。
2026年5月25日
最低気温が20度前後になり、冬型球根としてはそろそろ休眠スイッチが入る頃。ですが、まだ体力の少ない実生株ということもあってか、ダラダラと緑の葉を維持しています。
完全に休眠モードに入るまでは、土が乾いたら水やりを行っていますが、球根の蒸れが怖い時期でもあるので、徐々に回数を減らしながら様子見です。

実生1〜2年目の夏越しは、成株みたいに完全断水すると干からびるリスクがありそうなので、葉があるうちは少し慎重に見守っていきたいです。
2026年6月27日
ほとんどの葉が枯れてきました。休眠に入ったようです。

一株だけ鉢を傾けて土を落として球根を覗いてみました。

実生から約10か月で、らっきょうよりも小さいサイズ(直径1.2cmくらい)まで育ちました。
動き出すまでは風通しの良い雨があまり当たらないところで管理しようと思います。
まとめ
ブーファン・ハエマンソイデスの実生は、発芽までは比較的スムーズに進み、その後も安定して成長していく様子が確認できました。しかし、気温が高くなってきてから休眠に入るタイミングについては、慎重に見極めて水やりをする必要がありそうです。
今回使用した種子は、届いた時点で発根しているものが多く、その影響もあってか初動が早く、全体の立ち上がりも良好でした。
成長の過程では、葉の展開とともに種子がしぼんでいく変化が面白かったです。
また、球根部分も葉の成長と並行して少しずつ肥大しており、大きな変化ではないものの、継続的に成長していることが確認できます。


