ビカクシダの胞子培養は、思っている以上に「うまくいかないこと」が多い育成方法です。
自分も実際にやってみて、
- カビが広がる
- 発芽しない
- 順調だと思ったら急に止まる
- 蒸れて一気にダメになる
といった失敗を何度も経験しました。
ただ、その多くはあとから振り返ると「原因が分かるもの」でした。
目次
よくある失敗は「環境のズレ」で起きる
胞子培養で起こるトラブルの多くは、やり方よりも環境のズレによるものでした。
- 湿度
- 温度
- 光
- 通気(子株になってから)
このバランスが崩れると、一気にトラブルにつながります。

カビ|早めに対応しないと全滅します

実際に起きたこと
最初は問題なく見えていた容器でも、気づいたときにはカビが広がっていました。
原因
- 密閉・高湿度
- カビ菌の混入
対策
- 密閉・高湿度はビカクシダも胞子の発芽に必要なのでしょうがない
- 胞子を播くときにカビ菌が混入しないように容器や培地を消毒・殺菌する
- それでもカビは発生してしまうので、異常があれば早めに対処(ベンレート水和剤2000倍希釈液をスプレー)

発芽しない|何も起きない不安

実際に感じたこと
全く変化がない状態が続くと、「これ失敗?」と不安になります。
原因
- 胞子の鮮度
- 湿度不足(乾燥)
- 温度不足(20℃~28℃の範囲から外れている)
対策
- 焦らず待つ(1か月くらいかかる場合もあります)
- 環境を見直す(ラップをして密封・温度管理)
徒長|順調に見えて実は失敗

実際に起きたこと
一見成長しているように見えて、ひょろひょろと伸びてしまいました。
原因
- 光量不足
- 温度不足
対策
- 光量を確保する(明るい場所に置く・LEDライトを使用する)
- 寒い時期などはヒーターマットを使用する
蒸れ|一番ダメージが大きかった失敗

実際に起きたこと
日光に当てたことで容器内が高温になり、一気に状態が悪化しました。
原因
- 高温+高湿度
- 直射日光
対策
- 直射日光を避ける
- 温度管理を意識する
乾燥|気づいたときには手遅れになりやすい
原因
- 湿度不足
- 環境の不安定さ
対策
- 安定した湿度を保つ
- 毎日観察する
結論|失敗を減らすコツは湿度・温度・光のコントロール
実際にやってみて感じたのは、
- 湿度
- 温度
- 光
この3つに尽きます。
湿度と光のコントロールは比較的簡単だと思いますが、温度のコントロールは四季のある日本ではどうしても難しいものがあります。鹿児島では夏場の育成温度を30℃以内に保つのが難しく苦労してます。
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