
パキポディウムの中でも希少で人気の高いウィンゾリー。
今回、自家採取種子としてフリマサイトにて購入しました。
新鮮な種子であれば発芽率もいいという情報もあり、金額は高めでしたが思い切って挑戦。
結果としては、5粒中1粒のみ発芽(発芽率20%)という結果に。
それでも唯一発芽した株は順調に成長しているため、記録として残していきます。
2025年8月26日~ 播種〜発芽までの流れ
購入した種子は、ベンレート水和剤(Amazon)とメネデール(Amazon)を混ぜた水溶液に約12時間浸漬しました。
しかし浸けている途中で、種子の表面にカビのようなものが発生。本当に自家採取した新鮮な種だったのかな?と心配になりました。

ピンセットなどで軽く除去し、そのまま清潔な用土へ播種しました。
2025年8月29日~ 発芽記録
【3日目】1粒のみ発芽(発芽率20%)
5粒中、発芽したのは1粒のみでした。



一粒だけでも発芽してくれてよかったです。
2025年9月2日【7日目】双葉が展開
発芽した個体は順調に生長し、双葉がしっかりと開きました。

2025年9月4日【9日目】双葉が広がる
双葉がさらに広がり、形もはっきりしてきました。
同時期に播種したアンボンゲンセと比べると、やや丸みのある葉をしている印象です。

2025年9月14日【19日目】本葉が出ず少し不安に
双葉は大きく育っているものの、本葉がなかなか出てきません。

2025年9月28日【34日目】本葉が出ないまま植え替え
依然として本葉は出ず。
根の状態を確認する意味も含めて、このタイミングで植え替えを行いました。


アンボンゲンセはもう本葉が出てきてます。ウィンゾリーは成長が遅いように感じました。

2025年10月22日【58日目】本葉が出始める
少し前から本葉が出始めました。

本葉が出てくるまで約2ヶ月もかかりました。
2025年11月12日【79日目】葉が増えてくる
本葉が増え、見た目も少し樽型っぽくなってきました。

11月28日【95日目】葉の形が特徴的に
幹はまだ緑色ですが、葉の形がはっきりとしてきました。

丸みのある可愛らしい葉です。
2026年3月27日【214日目】幹に色が乗り始める
幹に色がつき始め、全体の雰囲気も引き締まってきました。

実生して感じたこと
今回の結果は、5粒中1粒のみ発芽というものでした。
新鮮な種子であれば発芽率が高いという情報もありましたが、
実際には種子の状態や保存状況による差が大きいと感じます。
また、管理方法自体は一般的な実生方法で行っており、特別なことはしていません。
そのため、
- 種子の鮮度
- 入手時の状態
このあたりが大きく影響していると考えています。
2026年5月22日
今年になってから初めての新葉が出てきました。

綺麗な樽型です。今年どれだけ育ってくれるか楽しみです。
2026年6月2日
新しい葉が展開しはじめました。


2026年7月5日
展開した葉が大きくなりました。


2026年8月9日
上に伸びてきました。


2026年9月3日
さらに上に伸びました。


実際に育てて分かったこと
パキポディウム・ウィンゾリーを実際に種子から育ててみると、発芽後の成長にもいくつか印象に残る変化がありました。
発芽率は20%という結果になった
今回使用した種子は5粒でしたが、発芽したのは1粒のみでした。
発芽率は20%です。
購入時には新鮮な種子であれば高い発芽率が期待できるという情報もありましたが、今回の結果はそれとは異なるものでした。
種子の鮮度や保存状態など、播種前の種子の状態によって結果が変わる可能性があるため、今回の20%という数字だけでウィンゾリーの発芽率を判断することはできません。
発芽してから本葉が出るまで時間がかかった
今回もっとも印象に残ったのが、本葉が出るまでに時間がかかったことです。
8月29日に発芽した後、双葉は順調に展開しましたが、9月28日になっても本葉が出ませんでした。
その後、10月頃になってようやく本葉が出始めました。
同じ時期に播種したアンボンゲンセでは、ウィンゾリーより早く本葉が出ていたため、今回育てた株では特に初期の成長がゆっくりに感じられました。
ただし、これは今回の個体で確認した結果であり、すべてのウィンゾリーに当てはまるとは限りません。
本葉が出てから少しずつ成長が進んだ
本葉が出始めてからは、葉数が少しずつ増えていきました。
95日目には葉の形も変化し、214日目には幹にも色の変化が見られるようになりました。
その後も成長を続け、2026年5月には今年初めての新葉を確認。
夏に入ってからも新しい葉を展開し、9月には株が上方向へ伸びていることが確認できました。
発芽直後はなかなか変化が見られない時期もありましたが、時間をかけて少しずつ成長していく様子を観察できました。
成長の変化は長い目で見る必要があると感じた
今回の株では、発芽から本葉が出るまで約2か月かかりました。
その間、双葉は成長しているものの本葉がなかなか出なかったため、最初は成長が止まっているのではないかと心配になりました。
しかし、その後は本葉が展開し、現在も成長を続けています。
この経験から、発芽後すぐに大きな変化が見られなくても、株の状態を確認しながら焦らず成長を見守ることが大切だと感じました。
2026年|新たな実生に挑戦
2026年8月12日
2026年8月に新たに国内自家採取のパキポディウム・ウィンゾリー種子を購入しました。

2026年8月17日
1回目と全く同じように前処理を行い、実生用土の上層にボラ土(細粒)を1cmほど敷いて種子を置きました。
透明容器内でLEDライトを弱く当てて管理していたところ、5日目で最初の種子が発芽しました。

2026年8月21日~
次々と発芽し、最終的に5粒中4粒が発芽しました。(1粒は発芽せずにカビてしまいました。)

全ての株が起き上がってきたので、透明容器から出して腰水管理に切り替えました。


無事に自力で殻を脱いでくれました。

2026年8月30日~土を追加
根が露出していたので根元にボラ土(細粒)を被せました。



まとめ
パキポディウム・ウィンゾリーを種子から育ててみたところ、今回の2025年の実生では5粒中1粒の発芽となりました。
発芽後は本葉が出るまで時間がかかりましたが、その後は少しずつ葉を増やしながら成長しています。
また、2026年には新たに種子を播き、今回は5粒中4粒が発芽しました。
同じウィンゾリーでも、種子の状態や播種時期によって成長の経過に違いがあるのか、これから比較しながら観察していきたいと思います。
今後も2つの実生株について、それぞれの成長に変化があれば追記していきます。


