パキポディウム・アンボンゲンセの実生に挑戦しています。
最初の2回は合計56粒を播種しましたが、まったく発芽しませんでした。
「環境が悪いのか?」「播き方が間違っているのか?」
いろいろ考えながら試行錯誤を繰り返し、3回目の播種でようやく発芽。
10粒中3粒が発芽し、現在はその3株を育てています。
この記事では、アンボンゲンセの実生で3回の播種を経験するまでの経過と、発芽後の成長記録をまとめています。
最初の2回が失敗したからこそ、3回目に発芽したときに気づいたこともありました。
アンボンゲンセの実生結果
これまでに3回播種しています。
| 播種日 | 播種数 | 発芽数 |
|---|---|---|
| 2025年1月18日 | 50粒 | 0 |
| 2025年4月26日 | 6粒 | 0 |
| 2025年8月26日 | 10粒 | 3 |
1回目と2回目は発芽0でしたが、3回目で10粒中3粒が発芽しました。
2025年1月18日|1回目・50粒
最初に50粒のアンボンゲンセを播種しました。

ところが、結果は50粒すべて発芽しませんでした。
さらに、種子が届いた時点で砕けているものもありました。
2025年4月26日|2回目・6粒
1回目の失敗から約3か月後、再び6粒を播種しました。

しかし、今回も発芽しませんでした。
1回目に続いて発芽0。
2回続けて失敗したことで、アンボンゲンセの実生は思っていた以上に難しいと感じました。
2025年8月26日|3回目・10粒
3回目は10粒を播種しました。

そして今回は、10粒中3粒が発芽しました。
発芽率は30%です。
1回目と2回目ではまったく発芽しなかっただけに、3回目で発芽したときはかなり嬉しかったです。
ちなみに、写真右端の2つは別の種子です。
ここから、発芽した3株の成長を記録していきます。
発芽しなかった原因は種子の鮮度?
3回目の播種で発芽したことで、これまでの2回の失敗について改めて考えるようになりました。
1回目は50粒を播いて発芽0。
しかも、到着時点で砕けている種子もありました。
2回目も6粒を播いて発芽0。
ところが3回目は、10粒中3粒が発芽しました。
この結果を経験して、私は1回目と2回目の種子は、3回目に使った種子よりも鮮度や状態が悪かったのではないかと考えるようになりました。
もちろん、3回とも播種時期や温度、水分管理などが完全に同じだったわけではありません。
そのため、1回目と2回目が発芽しなかった原因を「種子の鮮度」と断定することはできません。
ただ、これだけ結果が違ったことを考えると、種子そのものの状態が発芽に影響していた可能性は十分にあると感じています。
特に1回目は、届いた時点で砕けている種子があったことも気になりました。
今回の経験から、アンボンゲンセの実生に挑戦するなら、播種方法や温度などの管理だけでなく、できるだけ状態の良い種子を入手することも大切なのではないかと考えています。
アンボンゲンセを播種するときに意識したこと
ここでは、私がアンボンゲンセを播種したときに意識していたポイントをまとめます。
温度
発芽には温度が重要だと考えているため、発芽させる時期はできるだけ温度を確保できる環境を選びました。
特に、発芽までの期間が寒い時期には、ヒーターマットを使って夜間に温度が大きく下がらないようにしています。
私の場合も、発芽までの期間は温度が安定するように意識して管理しました。
光
播種してから発芽するまでは、日中LEDライトが当たる明るい場所で管理しました。
発芽前の種子には強い光を当てる必要はないと考え、他の植物に当てているLEDライトの光が間接的に当たる場所で管理しました。
発芽前は、光よりも温度や水分を安定させることを優先しています。
発芽して双葉が開いたら、徐々にLEDライトの光を強くして、徒長しないように管理しています。
湿度と水分
発芽までは乾燥させないように、水分を切らさないことを意識しました。
私は腰水にして発芽まで管理しました。
ただし、水が常に溜まった状態ではカビや腐敗につながる可能性があるため、ベンレート水和剤(Amazon)2000倍希釈液を腰水に使用しました。
「乾燥させないこと」と「水が滞留しすぎないこと」の両方を意識して管理しています。
最近では、腰水ではなく、大きめの透明容器に鉢を入れて蓋をして管理することも多くなりました。
用土
今回は、清潔で水はけの良い用土を使用しました。
赤玉土とボラ土を1:1で混ぜた用土をベースにし、上層1cmほどにバーミキュライトを敷いて、その上に種を置きました。
実生では発芽後に根が伸びていくため、水持ちだけを優先するのではなく、余分な水が抜けることも意識しています。
通気
発芽前は乾燥を防ぐことを優先していますが、発芽後は徐々に通気を確保するようにしています。
発芽後も密閉した状態を続けると、蒸れやカビにつながる可能性があるため、苗の状態を見ながら管理方法を変えています。
2025年8月26日播種|発芽後の成長記録
ここからは、3回目の播種で発芽した3株の成長記録です。
播種から6日目
種子から白い根が伸び始めました。

根が出てくると発芽への期待が高まりますが、この段階ではまだ安心できません。
根が出た後にそのまま成長が止まってしまうこともあるため、引き続き状態を確認していました。
播種から8日目
茎がのびて種子を持ち上げました。

根がしっかり潜り込んで頭を支えてます。
播種から11日目|待望の発芽
白い根が土の中へ伸び、その先から可愛らしい双葉が出てきました。

2回続けて発芽0だっただけに、待望の発芽です。
ここまで育ってくれたことに、まずは一安心しました。
播種から18日目
一番遅かった種子も発芽しました。

この株は、播種してから18日かかって発芽しています。
同じ日に播いた種子でも、発芽までの期間には差がありました。
播種から19日目
成長の早い株では、本葉が出てきました。

ここまで育ってくると、発芽直後と比べて苗がかなりしっかりしてきたことが分かります。
2025年9月28日|植え替えと外管理へ移行
播種から34日目
発芽から約1か月。
幹がぷっくりとして、苗もしっかりしてきました。
そこで、根を傷つけないように注意しながら植え替えました。



肥料にはマグァンプK(Amazon)を使用しています。
植え替え後は、外管理へ移行しました。
ちなみに、写真左下の丸っこい双葉はパキポディウム・ウィンゾリーです。
ウィンゾリーの実生についても別の記事で成長を記録しています。

2025年10月11日|葉が増えてきた
播種から47日目
葉が増えて、徐々にサイズアップしてきました。

幹もつやつやしています。
先端部分には棘も出てきました。
発芽直後はまだ小さな苗でしたが、少しずつパキポディウムらしい姿になってきています。
2025年11月20日|室内管理へ
播種から87日目
外の最低気温が15℃を切るようになってきたため、室内管理へ切り替えました。


LEDライトにはBLIM(ブリム)のPANEL Y(Amazon)を使用しています。
このタイミングで腰水も終了しました。
それまでと管理環境が変わりましたが、日に日に幹が太くなり、色も濃くなってきました。
葉も少しずつアンボンゲンセらしい雰囲気になってきています。
2026年3月25日|冬の成長
播種から212日目
冬の間も成長を完全に止めることはなく、ゆっくりと成長を続けていました。


室内の温度は23~25℃ほどです。
ただ、この頃になると葉が少し落ち始める株も出てきました。
温度はそれほど低くないため、原因としてLEDライトの強さなども考えましたが、この時点でははっきりとした原因は分かりませんでした。
株によっても状態が違うため、すぐに管理方法を大きく変えるのではなく、その後の変化を見ながら様子を見ることにしました。
2026年4月29日|再び外管理へ
最低気温が15℃を切らなくなったため、外管理に戻しました。
3株を並べてみると、それぞれ少しずつ個性が出てきたように感じます。



同じ日に播種した3株でも、成長速度や葉の付き方には違いがあります。
2026年5月22日|まだ動きはゆっくり
新しい葉はまだ出ていないようです。

完全に休眠しているという感じではありませんが、まだ動きは鈍く感じます。
暖かくなるにつれて、ここからどのように成長していくのかを観察していきます。
2026年6月11日|プレステラ105へ植え替え
少しずつ動き出してきたので、プレステラ105へ植え替えました。



ただ、植え替えの際に根を確認すると、思っていたほど根が張っていませんでした。
もしかすると、まだ植え替えなくても良かったのかもしれません。
地上部だけを見るのではなく、根の張り具合も確認して植え替え時期を判断した方が良いと感じました。
2026年8月1日|幹が太ってきた
幹が少しずつ太ってきました。


その中でも、特に成長の良い株がこちらです。
現在は育成期なので、毎日夕方に水やりしています。
春先は動きが鈍かったものの、夏になってからは幹の太り方にも変化が見られるようになりました。
2026年8月9日|葉数が増えてきた
それぞれ葉数が増えて、しっかり成長していることが分かります。






3株とも同じように育てていますが、株によって成長速度には違いがあります。
実生では、こうした個体差を観察できるのも楽しみの一つです。
2026年9月3日|葉が上向きに
葉が上向きに伸びています。
しっかり光が当たる環境で管理していると、葉が上向きに伸びてきました。



幹も見るたびに少しずつ大きくなっているように感じます。
まだ小さな実生苗ですが、播種したばかりの頃と比べると、かなりしっかりした姿になってきました。
アンボンゲンセの実生で分かったこと
今回、アンボンゲンセを3回播種して、最も印象に残ったのは種子によって発芽結果が大きく違ったことです。
1回目は50粒を播いて発芽0。
2回目は6粒を播いて発芽0。
ところが3回目は10粒中3粒が発芽しました。
3回目で発芽した結果を見て、私は初めて、1回目と2回目について「もしかすると種子の鮮度や状態が悪かったのではないか」と考えるようになりました。
もちろん、3回の播種では時期や温度などの条件も違うため、種子の鮮度だけが原因だったとは言い切れません。
それでも、1回目には到着時点で砕けている種子があり、2回続けて発芽0だったことを考えると、種子の状態が結果に影響していた可能性は高いのではないかと感じています。
今回の経験から、これからアンボンゲンセの実生に挑戦するなら、播種方法や温度管理だけでなく、できるだけ状態の良い種子を入手することも意識したいと思っています。
少し価格が高くても、購入先を選ぶことは大切かもしれません。
まとめ|3回目でようやく発芽したアンボンゲンセ
アンボンゲンセの実生は、私の場合、1回目と2回目は発芽0でしたが、3回目の播種で10粒中3粒が発芽しました。
2回続けて発芽しなかっただけに、3回目で発芽したときはとても嬉しかったです。
現在は発芽した3株を育てています。冬に葉が落ちたり、春に成長が鈍くなったりする時期もありましたが、夏になると再び成長が分かりやすくなってきました。
まだ小さな苗ですが、これから幹がどのように太り、どんな姿に成長していくのか楽しみです。今後も成長の変化があれば、この記事に追記していきます。
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