ビカクシダ胞子培養|スペーシング後の用土比較②【ジフィー・種まき用土・水苔(液肥)】


目次

はじめに

本記事は、スペーシング後の用土比較の続編として行っている検証です。

👉 前回の比較はこちら

ビカクシダの胞子培養では、胞子体発生後のスペーシング以降で成長が止まってしまうことがよくあります。

前回は「ジフィーセブン」と「水苔」の比較を行いましたが、今回はさらに条件を追加し、

  • 種まき用土
  • 水苔(液肥あり)

を加えて、より実践的な比較を行います。


検証内容

胞子体発生後のスペーシングにおいて、以下3種類の用土で成長を比較します。

  • ジフィーセブン
  • 種まき用土
  • 水苔(液肥あり)

検証の目的

  • 用土による成長速度の違いを確認する
  • 成長停止が起きにくい用土を見つける

仮説

  • ジフィーセブン:初期成長は早いが後半失速する可能性
  • 種まき用土:バランス型で安定する可能性
  • 水苔(液肥):根の伸長+栄養で前回よりも成長が良い可能性

条件

  • 同一容器内から採取した胞子体を使用
  • 用土:ジフィーセブン / 種まき用土 / 水苔(液肥あり)
  • 容器:ザル付きタッパー(腰水管理しやすいため)
  • 管理:腰水管理
  • 光源:LEDライト(約10時間)
  • 温度:22〜28℃
  • 開始日:2026年4月24日

経過記録

■ 2026年4月24日(1日目)

ジフィーセブン
種まき用土
水苔液肥あり

■ 2026年5月4日(11日目)

ジフィーセブン
種まき用土
水苔液肥あり

現時点ではどのパターンが成長が早いといった違いはないように思えます。

水苔も液肥を使うことで初期の成長遅延を防ぐことができたようです。


■ 2026年5月17日(24日目)

ジフィーセブン
種まき用土
水苔液肥あり

一か月弱経ちました。どれも成長はしていますが種まき用土が一番育ちがいいように思えます。その次がジフィーセブン、水苔がちょっと遅れている感じです。

■2026年5月24日(31日目)

ジフィーセブン
種まき用土
水苔液肥あり

前回に引き続き種まき用土が好調です。ジフィーセブンものんびり成長してます。水苔液肥ありは完全で遅れました。
個人的には水苔液肥ありに頑張って欲しかったのですが、ここから逆転はたぶん無理そうです。


2026年6月3日(41日目)

ジフィーセブン
種まき用土
水苔液肥あり

ジフィーセブンは緩やかに成長してます。

種まき用土は一番成長してくれてます。

水苔液肥入りはアオコが発生して成長もかなり遅れてます。

2026年6月14日(52日目)

ジフィーセブン
ジフィーセブン
種まき用土
種まき用土
水苔液肥あり
水苔液肥あり

ここまで見てきて、種まき用土がダントツで調子がいいです。ジフィーセブンの初期肥料の効果は約1か月ですが、この種まき用土にはマグァンプKとリキダス顆粒が入っていて発根後の根を丈夫にして根張りを助けてくれるそうです。また、マグァンプKは長期間(約1年)効くのでその効果が表れているのかもしれません。


まとめ

前回の検証では、「水苔は栄養がないため、ジフィーセブンより成長が遅かったのではないか」と結論づけました。

そこで今回は、成長を促進させるために「水苔+液肥入りの腰水」で試してみました。しかし、初期の成長こそ良かったものの、途中でアオコ(藻)が発生してしまい、結果的に思うような成長をさせることができませんでした。

一方、前回の検証では使っていなかった「種まき用土」が大健闘。初期から継続して安定した成長を見せ、今回一番良い結果となりました。

種まき用土はコストパフォーマンスが高いうえに、約1年分の栄養が含まれているとのこと。今後のスペーシング(移植)においては、この「種まき用土」が我が家のメイン用土になりそうです。

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