ビカクシダは種ではなく、胞子から増やすことができます。
採取した胞子を培地の上にまくことで、胞子培養を始めることができます。
しかし、胞子はとても細かいため、播き方や培地の作り方が分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビカクシダ胞子の播き方(播種方法)と、培地の作り方について解説します。
これから胞子培養を始めたい方の参考になれば嬉しいです。

ビカクシダ胞子播種の基本
ビカクシダの胞子は、湿った培地の上にまいて育てます。
胞子は非常に細かく、土の中に埋める必要はありません。
培地の表面に薄く広げるようにまくだけで発芽します。
播種後は高湿度の環境で管理することが重要です。
胞子播種に必要な道具
胞子を播くために、次のような道具を用意します。
・透明なタッパー(容器)100均のざる付きタッパーがおすすめです。
・培地(ジフィーセブン・ピートバンなど)
・霧吹き
・スプーン
・ラップまたはフタ
・LEDライト(あると管理しやすい)
透明な容器を使うことで、発芽の様子を確認しやすくなります。

ビカクシダ胞子培養の培地
胞子培養では、水分を保ちやすい培地を使います。
よく使われる培地は次の通りです。
・ジフィーセブン
・ピートモス
・ピートバン
・ミズゴケ
私はいつもジフィーセブンを使ってます。100均のざる付きタッパーに30mmのジフィーセブン3つ使います。
培地の準備方法
胞子培養では、培地を清潔な状態で使うことが大切です。
培地は次のように準備します。(ジフィーセブンを使う場合)



ラップか蓋をして待ちます。
ビカクシダ胞子の播き方
培地の準備ができたら、胞子を播いていきます。
胞子は密集しすぎないように、できるだけ薄くまくことがポイントです。
播種手順
均一に播くために、胞子を水の入ったスプレーボトルに入れて霧吹きする方法もありますが、胞子が数種類ある時には混ざってしまうので、注意が必要です。

少し離して優しく霧吹きします。あまりかけすぎないように注意してください。
ざる付きタッパーは余計な水分が下に落ちるのでお勧めです。

ラップの時は周りを輪ゴムで止めます。播種した種類と日付を書いておくといつ播いたか分かります。

胞子播種後の管理
胞子を播いたあとは、高湿度の環境で管理します。
管理のポイントは次の3つです。
・湿度(ほぼ100%)ラップや蓋に水滴がつくくらい。
・光(明るい場所またはLEDライト)
・温度(20℃〜30℃)この範囲よりも寒くても暑くても成長スピードがガクンと下がってしまいます。
直射日光は強すぎるため、明るい窓辺(気温に注意してください)や室内ライトで管理するのがおすすめです。
下の写真はヒーターマットを使ってます。

発芽までの期間
胞子が発芽するまでの期間は環境によって変わります。
一般的な目安は
・早い場合 2週間程度
・遅い場合 1〜2か月
発芽すると培地の表面がうっすら緑色になってきます。

播種で失敗しやすいポイント
胞子播種で失敗する原因には次のようなものがあります。
・胞子を厚くまきすぎる
・培地が乾燥する
・温度が低すぎる・高すぎる
・カビが発生する(カビが出たら早めにベンレート水和剤をスプレーします。)
胞子培養では、清潔な環境と安定した湿度がとても重要です。
まとめ
ビカクシダの胞子は、湿った培地の上に薄く広げるように播くことで発芽します。
播種のポイントは
・清潔な培地を使う
・胞子を薄くまく
・高湿度・適正な温度で管理する
ことです。
次の記事では、胞子が発芽した後の管理方法について紹介します。


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